スイッチによる電流経路や電源オン/オフの切り替えは、電子回路をつくる上で基本的で重要な考え方です。回路図で表現されると理解できる子でも、実際に回路を作ろうとするとうまくできない場合がよくあります。それは、回路図では回路図記号の形状と機能がうまく対応するように作られているのに対して、実物の部品は内部構造が見えないために形状と機能の対応がつけにくいためです。そのため、本講座ではテキストにスイッチの内部構造が透けて見えるようなイラストで機能と構造の説明をしています。
Iくんは、空間的な想像力が高いようで、一度スイッチのイラストを見ただけでサクサク回路を作ってしまいました。回路の配線をする様子を見ていても感じていましたが、高い想像力は強みになるので、電子工作を通じてぐんっと伸ばしていきましょう。